永く愛着を持って住める家造りを目指して
すぐに分ります。それは住宅の強度の問題というよりは住み手の心理に
起因するもの。新建材が劣化して見苦しくなり、住み手の気持ちが受け付
けなくなるものが多くありますが、住まいが出来上がった時が一番良くて
後はだんだん悪くなる一方という事を感じたことはありませんか?
また違った角度で考えてみると、旅をしているときなどにしばらくここ
に居たいとか、この空間に居ると心が和むとか、こんな住宅に住みたいな
とかなどの様に感じられた事があると思います。その空間では自然の景色
があったり、自然の素材を見たり触ったり、香った事などの経験をされた
事がおありになると思います。
長く愛着を持って住める家にしたいからこそ、それらの事を重んじる
必要があると思います。建物全てに先ほど述べた要素を取り入れることが
出来なかったとしても、例えば家族みんなが集うスペースだけにでも取入
れるべきだと思います。

代表取締役 花本幸夫